ラプソディ・オブ・ザ・シーズ
(韓国・中国クルーズ)
(2008/4/25〜4/30)
(1)寄港地の紹介
(神戸〜博多〜釜山〜済州島〜上海)


(1)寄港地の紹介(神戸〜博多〜釜山〜済州島〜上海)
(2)ラプソディの船内
(3)クルーズ中に出会った船


Rhapsody of the Seas
(Royal Caribean International)
at Hakata
総トン数:78,491トン
全長:279m、全幅:32m、
旅客定員:1998名 就航:1997年
推進方式:ディーゼルエレクトリック

ゴールデンウィークにロイヤルカリビアンのラプソディ・オブ・ザ・シーズに乗船してきました。大手クルーズラインの本格的なアジア進出です。

今回のクルーズは、上海発着の1週間のクルーズの区間乗船になります。
日本発着のクルーズであれば便利なのですが、それを実現する程の乗船客を集められないのが、今の日本の現実です。
定員2000名の船内はほぼ満船ですが、日本人客は僅かに100名足らずです。多くは中華系の方々ですが、韓国からも多くの人が乗っています。日本人は完全にマイノリティです。

アジア人中心の乗船客に対して、ロイヤルカリビアンがどのように船旅を満喫させてくれるのかが、楽しみでもあり、不安でもありました。さて、その結果は如何だったでしょうか? 

月日 寄港地 入港 出港
4/25(金) 神戸 乗船
4/26(土) 神戸 14:00
4/27(日) 博多 11:00 20:00
4/28(月) 釜山 08:00 17:00
4/29(火) 済州島 07:00 16:00
4/30(水) 上海 08:00


1. 神戸(4/25)

神戸港のラプソディ(1)
神戸港のラプソディ(2)

午後3時の乗船予定に合わせて、受付を行いました。第四突堤のポートターミナルには、旅行会社の受付が4社と、船会社の受付が設けられていました。 キャビンに運んでもらう荷物のための受付も別にあります。

旅行会社での受付の後、船会社の受付でシーパスカード(IDカード)を受け取りました。
これで直ぐに乗船できるものと思いましたが、乗船まで約1時間待たされました。一旦岸壁まで降りた後、タラップから乗船です。最近の船で多く見られるようになった手の消毒(アルコール)は、本船では用意されていません。ギャングウェーでシーパスカード用の写真を撮り、荷物のX線検査を受けて乗船しました。

乗船後、パスポートを預け、船内支払い用のクレジットカードを登録すると、手続きは完了です。神戸からの乗船客は少ないので、ここでは待ち時間なしでした。

早速我キャビンへ行くと、既にトランクが配達されていました。
昼食抜きで乗船したので、トランクを確認後直ぐに9デッキまであがり、軽く食事をとりました。デッキ9のウィンジャマ(バイキングレストラン)は、午後の軽食の時間でしたが、人影はまばらでした。

キャビンに戻って、洋服をクロゼットに納め終わる頃には、夕食の時間が迫っていました。
メインダイニングはエーデルワイス。デッキ4、5の2階建てです。上海から乗船した多くの乗船客はまだ観光中らしく、エーデルワイスは空席が目立ちます。

この夜は神戸に停泊のまま一泊なので、夜のイベントも少なく、ブロードウェイメロディー(メインシアター)も映画の上映だったのでパスしました。

2.神戸(4/26)

朝、デッキを走ってみました。4周で1マイルです。
朝食後、バイキングクラウン(デッキ11)で旅行会社の添乗員からの説明を聞いていると、見学者の人が船内を廻っていました。このような見学会がクルーズ乗船者増に繋がれば良いのですが。 午前中、ポートアイランド内を廻っただけで、直ぐにラプソディに戻りました。お昼はメインダイニングで取りましたが、時刻通りに開店せず、長い行列ができてかなり待たされました。

大勢の市民と消防音楽隊の見送り ポートターミナルを後にする

ラプソディは、定刻の午後2時に出港しました。大勢の人から見送りを受けるのは嬉しいものです。ポートターミナルの送迎デッキでは消防音楽隊の演奏もありました。
タグボートも付いていましたが、ほとんど自力で離岸した様です。

いざ出航

今回のクルーズに申し込み後、ラプソディがどのコースを取って博多に行くのかが気になっていました。
巨大船(全長279m)のラプソディは、備讃瀬戸と来島海峡の夜間航行が制限されているので、昼間しか通航できません。そのためには、朝神戸港を出港する必要があります。一方、四国の南を通って豊後水道から関門海峡を抜けるコースは時間が掛かります。
当初の発表では、ラプソディの神戸出港は16時、博多入港は8時だったので、どちらのコースでも博多にたどり着けない時間設定でした。その後スケジュールが変更になり、神戸出港は14時、博多入港は10時にな、太平洋経由が明確になりました。微かに瀬戸内海航行を期待していましたが、叶いませんでした。

神戸から乗船した人のためのボートドリル(非難訓練)が15時からバイキングクラウンでありました。外国人の乗組員の説明でしたが日本語での説明でした。

友が島の南で、東京から神戸に向かう「ふじ丸」とすれ違いました。「ふじ丸」には多くの知人が乗っているハズです。


3. 関門海峡(4/27)

事前の案内では、6時に関門海峡を通過するとの事でしたが、少し遅れて通過しました。

関門海峡を通過する

4. 博多(4/27)

博多入港は1時間遅れの11時になりました。日本語の船内放送では「港の混雑のため」との連絡がありましたが、本当の事情は良くわかりません。

博多港入港

博多港では無料のシャトルバスはありません。
博多港の岸壁の直ぐ近くから路線バスが出ていて、本数も多いのでアクセスは便利です。
岸壁に特設の観光案内所でパンフレットを貰おうとしたら、「日本語版はない」とのこと、日本人が来るとは思わなかったかも。

私は、柳川の川下りを体験して、船三昧をしてきました。柳川までは、西鉄の特急(無料)で約45分です。川下りの乗船場は柳川駅から徒歩圏内です。

柳川の川下り

夕方、ラプソディの全景写真を撮るため、対岸のベイサイドプレイス博多埠頭に行きました。
ここには、以前にも来たことがありますが、店舗が入っている建物が閉鎖されていたりして寂しくなっていました。

ベイサイドプレイスからラプソディに戻る時に雨粒が落ちてきました。 岸壁づたいに真っ直ぐラプソディに辿り着けそうでしたが、途中に立ち入り禁止区域があって、行ったり戻ったりしてようやくラプソディに戻れました。 

出港時間が迫った頃、船内放送では乗客の名前を呼び続けていました。まだ、ラプソディに戻って来ない船客がいるようです。それでも、ほぼ定刻にラプソディは離岸しました。

岸壁に残った関係者の雰囲気では、乗り遅れがあったようです。


博多ポートタワー(入場無料)から 岸壁から

5. 釜山(4/28)

釜山港の岸壁は、市内中心部と橋で繋がった影山の南部にある旅客ターミナルです。近くに韓国海洋大学校があります。

入国の手続きは船側が代行して完了しているので、下船時の手続きは不要です。

釜山港に入港
岸壁には移動ATM車が来ていました 前方の建物は船客ターミナル

船会社主催のショアーエクスカーションは英語または中国での案内です。(上海では韓国語のツアーがありました)日本語のツアーはありません。私は、旅行会社主催の日本語のツアーに参加しました。

ツアーでは、海東竜宮寺(伝統的な寺)、海雲台(砂浜が約2Km続くリゾートビーチ)、竜頭山公園(市街地が見下ろせる)、チャガルチ市場(新鮮な活魚が売られる市場)を見学しました。

ラプソディの岸壁から釜山の中心部に向かう時に造船所の横を通りました。その規模の大きさと造船中の船の多さにびっくりです。活気のある韓国の造船業を垣間見ました。

海東竜宮寺 海雲台

竜頭山公園の釜山タワーからみた釜山港
(ラプソディの岸壁は右奥にあり見えない)

ちょっと出港が遅れました。岸壁を眺めていると、スピードを出したタクシーがやってきて、タラップの前でお客さんを下ろしていきました。このクルーズの乗船客は時間にルーズらしい。

出港時にプールデッキでバンド演奏がありましたが、あまり盛り上がっていませんでした。

鮮やかな白い船体 間もなく出港

6. 済州島(4/29)

済州島は、沖係りです。当初の予定の港ではなく、景色の良い港に停泊地を変更したとのこと。入港直後は、テンダーボートが混むので、乗船チケットを予め受け取って乗船を待ちます。港は直ぐ近くで、テンダーボートの乗船時間は5分も掛かりません。

港からロッテホテルショッピングセンターまでのシャトルが有料(往復 $12)でありました。

韓国入港に際して、船内からの食べ物の持ち出し、上陸して購入した食べ物の船内への持ち込みが禁止されています。生ものの禁止は理解できるとして、チョコレートも禁止と聞いて驚きました。加工食品が本当に駄目なのか真偽の程はわかりません。

下船時の手荷物チェックは初めての経験です。

ラプソディのテンダーボート テンダーボートから

済州島の港では、民族衣装を着た人達の歓迎の踊りがありました。また、ミネラルウォーターやチョコレートのプレゼントを貰いました。チョコレートは、済州島特産のサボテンとミカン味です。

歓迎の民族舞踊 世界最長の溶岩洞窟

済州島でも旅行会社主催の日本語のツアーに参加しました。

韓流ドラマの撮影地 城邑民族村

昼間は晴天でしたが、港に戻ると深い霧になっていました。

霧に霞むラプソディ テンダーボートで帰船

上海で下船する時に運んでもらうトランクは深夜24時までにキャビンの外に出しておきます。下船順序を示す色分けされたタグをトランクに付けます。

この夜はますます霧が深くなり、プールデッキから自船のファンネルが霞んで見える程でした。上海入港が遅れるのではないかと心配しつつ、ベッドに入りました。

時差に合わせて、時計の針を1時間遅らせました。


7. 上海(4/30)

入港予定時刻まであまり時間がないのにラプソディはまだ、揚子江の本流を航行していました。昨夜の濃霧で遅れているのかと思っていましたが、そのまま揚子江沿いの岸壁に向かって針路を変更しました。
そこは、無味乾燥な建物しかない殺風景な埠頭です。

以前メルマガで受け取ったクルーズニュースでは、外灘(バンド)近くの黄浦江沿いに新たなクルーズターミナルが3月に完成して、ラプソディもそこに接岸すると聞いていたのですが。

てっきり、黄浦江を上ってくれるものと思い、今回のクルーズのメインイベントと期待してたのでガッカリです。

中国入港の手続きは前日に船内で完了しています。健康アンケートと税関申告書を提出し、パスポートのチェックのみの簡単な手続きでした。

上海の岸壁に接岸後、パブリックスペースでトランクに付けたタグの色が呼ばれるのを待ちます。順調に下船が進んで予定の時間に下船できました。トランクは岸壁で受け取りました。

殺風景な上海の岸壁

上海ではホテルに1泊し、上海の主なスポットを見学し、中華料理を堪能しました。

豫園

中国も5月1日から連休が始まります。連休前日でしたが、上海の夜は人で一杯でした。

電力不足の影響とかで、外灘の歴史ある建物のライトアップは休日のみで、この夜は残念ながら見られませんでした。しかし、浦東地区のビル群は明々と輝いていました。

浦東地区のビル群 南京路

8. 上海(5/1)

午前中、市内を観光して、空港に向かいました。

外灘の歴史ある建物

東方明珠テレビタワーから


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