オアシス・オブ・ザ・シーズ
カリブ海クルーズ@
寄港地の紹介
(2011/4/30〜5/7)

オアシス・オブ・ザ・シーズ
Royal Caribbean International)
225,282総トン 全長360m 全幅64m


@寄港地の紹介(このページ)
Aオアシスの船内(1)
Bオアシスの船内(2)
Cカリブで出会った船


”クルーズのメッカ”とも言われるカリブ海ですが、日本からは遠い場所です。 クルーズの出発点のフロリダまでのフライトは長く、直行便は無いのでクルーズ前後に前泊と後泊が必須です。 クルーズの出発港は以前はマイアミがメインでしたが、最近はマイアミの北約40kmにあるフォートローダテールから出る船も多くなりました。 今回乗船したオアシス・オブ・ザ・シーズ(以下オアシスと略します)もフォートローダテールからの出港です。

成田からデトロイト経由でマイアミ空港に到着しました。 デトロイトでは入国審査で2時間近く列に並び、マイアミの上空では30分位旋回を続けました。 スペースシャトルの打ち上げを見学に来たオバマ大統領の出発にぶち当たったのが原因です。 お陰でマイアミに到着するとぐったりです。 

到着の日はマイアミ空港近くのホテルに泊り、翌日バスでフォートローデタールで向かいました。1時間足らずで到着しました。

月日 寄港地 入港 出港
4/30(土) フォートローダテール(アメリカ)   17:00
5/1(日 終日航海
5/2(月) ラバディ(ハイチ) 08:00 17:00
5/3(火) ファルマス(ジャマイカ) 10:00 18:00
5/4(水) 終日航海
5/5(木) コスメル(メキシコ) 08:00 19:00
5/6(金) 終日航海
5/7(土) フォートローダテール(アメリカ) 07:00

オアシスは毎週土曜日発、僚船のアリュール・オブ・シーズは毎週日曜日発で、西カリブ海クルーズと東カリブクルーズに交互に就航しています。 今回乗船のコースはキューバの周りを一周する西カリブ海クルーズです。 同じコースには16万トンクラスのフリーダム・オブ・ザ・シーズが就航していて、上記の寄港地の他にジョージタウン(ケイマン諸島)にも寄港します。オアシスの寄港地が少ないのは、船内ライフを十分楽しんでもらおうとする配慮でしょうか? 大型船のための制約でしょうか? コース的にはフリーダム・オブ・ザ・シーズの方がお勧めです。



フォートローデタール(4/30)

フォートローデタールの港(ポートエバーグレイス)の入り口は高速道路の料金所の様に沢山のゲートがあり多くの車が並んでいました。 この日はオアシスの他に、クラウンプリンセス、ディスカバリーサンの2隻が停泊しており、自家用車で来ている乗船客も沢山います。 

この季節はもう雨季に入ったとのことでこの日もシャワーがありましたが、乗船ターミナルについた頃には雨は止んでいました。 乗船手続きはキャビンのフロアー毎に窓口が分かれていて列に並びます。列は短かったので直ぐに私の番になりました。 日本の旅行社が事前にオンラインチェックイン済みだったので手続きは短時間で終わりです。最後にセキュリティ用の写真を撮って、シーパスカードを受け取ると完了です。 上の階から直ぐに船内に入ることができました。

前回ナビゲーター・オブ・ザ・シーズにマイアミから乗船した際には、乗船ターミナルに到着した際には、まだ下船客が下船し終わったおらず、長時間乗船待ちになりました。 原因は下船客でも厳重なアメリカ入国審査が必要で、外国人の場合には指紋の採取と写真撮影も必要だったので時間が掛かったためです。 今回の乗船が早かったのは、下船時の入国審査が簡略され下船がスムーズだったためと思います。(これは1週間後の下船時に分かった事です) 

オアシスはターミナル18番から乗船 濡れた岸壁ではバッグの
積み込みが忙しい

キャビンへは13時からしか入れないので直ぐにビュッフェレストランに行って昼食を採りました。 

午後、日本人乗船客用に説明会が開催されました。説明会では、船内生活や、各種予約方法についての説明がありました。 日本語の船内新聞も1週間分が先に配られます。「急な変更のために毎日配達される英語版で確かめてくれ」との事でしたが、実際には大きな変更はなかった様です。 船内のショーの予定表も配布されました。 ショーを漏れなく効率良く観る為にはショーの予定表は重要です。

16:15から避難訓練がありました。 ライフジャケットは付けずにキャブビンの扉に表示された場所に集合します。シーパスカードにも集合場所を示すアルファベットが書かれています。集合場所では掛かりの人がシーパスカードを端末に通して参加状況をチェックします。 画面を見ながら説明を聞いて終了です。

オアシスの向かいに満艦飾の軍艦が泊っていました
イベントがあったのかもしれません
右側の青い建物がオアシスが停泊していたターミナル

17:00定刻出港です。 船尾のアクアシアターでは、ドリームワークスのキャラクターが加わって出港パーティが開催されました。 ロイヤル・カリビアンは、アニメ映画会社のドリームワークス・ アニメーションと提携しているので、船内の各種イベントにシュレックやカンフーパンダ(ポー)などのドリームワークスのキャラクターが登場します。

船尾アクアシアターの出港パーティ

クラウンプリンセスもオアシスの後を追うように、岸壁を離れました。

クラウンプリンセス



ラバディ(5/2)

ラバディはロイヤルカリビアンのプライベートビーチです。 以前は入り江に停泊してテンダーボートで上陸していましたが、桟橋が完成してギャングウェーから直接上陸できるようになりました。乗船客にとっては便利になりましたが、マニアにとっては残念です。 テンダーボート乗船は、本船の全景を撮影する絶好のチャンスなんですが。

ラバディの桟橋に係留

ラバディのアクティビィティは、シュノーケーリング、島内クルーズ、水上バイクやパラセイリングなどのマリンスポーツの他、約800mの長さのロープを滑空するFlight Lineや約200mの高さから滑り降りるCoasterがあります。

しかしこの日はシャワーがあったり、強風が吹いたりで天候が悪く、多くのアクティビィティが全日、または時間帯によりキャンセルになってしまいました。私はパラセイルに申し込んでいたのですが、この日は全く飛べませんでした。

一番乗りでビーチを目指しましたがシャワーに会いました 日差しが少なく雨に濡れると肌寒い
オアシスは陰に隠れて全景が見えず

前回ナビゲータ・オブ・ザ・シーズで来たときは、目の前にナビゲータを見ながら明るい日差しの中、日光浴ができたのですが、今回は雨に降られて肌寒いし、オアシスは陰に隠れているしで、ちょっと残念。
それでも朝早かったので、係りの人にビーチチェアーを運んでもらって屋根のある場所が確保できました。(チップの紙幣を忘れぬ様に)

目の前で焼いています ラバディのバーベキューランチ

ラバディではビーチ内3箇所でバーベキューランチが食べられます。辺りはバーベキューの煙と美味しそうな匂いが食欲を誘います。

午後には晴れ間が出て来ましたが、風はまだ強い



ファルマス(5/3)

ファルマスはロイヤルカリビアンが開発した港で、ジャマイカ北部に位置します。 ジャマイカの主要都市、オチョリオスとモンテゴイの中間にあって便利な場所とのこと。 

オアシスの船内は時差調整がなく全てマイアミ時間が適用されます。 ところがジャマイカ時間とは時差があるので注意が必要です。 

ファルマスに入港

ジャマイカの国旗の色と同じカラフルな衣装でお出迎え

ジャマイカではDolphin Cove and Dunns River Falls に参加しました。 ファルマスからダウンズリバーまでは、マイクロバスがかなりスピードを出して1時間くらいです。 

ダンズリバーの滝登りは全身ずぶぬれになるので水着で昇った方が無難です。 川歩き用のサンダルは別料金でレンタルできます(US 7$) 。 カメラは防水カメラでないと無理ですが、隣の人と手を繋いで助け合って昇っていくので、途中の写真撮影は難しいです。 滝登りの姿はガイドさんがビデオに撮って販売しています(US 20$)

駐車場の近辺で、本場のコーヒーが飲めました(US 3$) 。美味しかったです。ブルーマウンテンの産地ですが、ブルーマウンテンか否かは不明です。

気合を入れて登り始めます ”ヤマニー” (Photo by Yagi-san)
滝つぼに落ちる(落とされる)事もあります 途中で疲れたら横道に外れてリタイヤも可能

滝登りの後は、直ぐ近くの海岸のDolphin Coveで昼食です。 係員の腕の中でおとなしくてしているサメを見たり、エイに触ってみたりしました。 残念ながら時間帯が悪かったのかイルカのショーは見られませんでした。


Dolphin Coveの入江



コスメル(5/5)

コスメルはユカタン半島の東に浮かぶ島です。 コスメルでのショアーエクスカーションは、対岸のユカタン半島に渡ってマヤ文明の遺跡を訪れるツアーや、ビーチに行ったりスキューバダイビングやシュノーケリングのツアーが主になります。 また、潜水艇から海中の熱帯魚を見るツアーもありました。

コスメルには日の出前に到着

この日の朝は天気が良く、肌が痛い位の日差しです。 オアシスのギャングウェイではペットボトルのミネラルウォーターを販売しています。

オアシスが停泊した桟橋 ショアーエクスカーションに出発するカタマラン

コスメルでは、Passion Island Escapeというショアーエクスカーションに参加しました。 オアシスの桟橋の横から高速船に乗プライベートビーチに行くツアーです。 幸運にも、少し離れた桟橋に停泊していたノルウェージャンエピックの横を通りました。 コスメルの海は場所により、コバルトブルーになったり、エメラルドグリーンになったり、様々な色に変化します。 非常に綺麗な海です。


ノルウェージャンエピックの横を通過 コバルトブルーの海

結構なスピードで走るので外側の座席は水しぶきが掛かります。 30分余りでプライベートビーチに到着です。
プライベートビーチではウォータマットやシュノーケルも無料で借りられましたが、魚の姿は見かけませんでした。 ビーチの木陰でハンモックに揺られて昼寝も可能です。

プライベートビーチに到着
白い砂が眩しい

ショアーエクスカーションから戻るとまた雨でした。 今回クルーズは天候が不安定です。

雨に濡れたオアシスの桟橋
隣の桟橋にはカーニバル・インスピレーションが居ました



フォートローダテール(5/7)

7時の入港予定でしたが、かなり早い時刻に着岸を完了しました。 空は未だ真っ暗です。

セレブリティ・コンステレーションがオアシスより早く入港していて、オアシスの後からはカーニバル・フリーダムとクラウン・プリンセスが入港してきました。

早朝のオアシス ジャグジーの向こうに港の夜景が見える
カーニバル・フリーダム セレブリティ・コンステレーション

朝食後キャビンを引き払った後はラウンジなどで下船を待ちます。 荷物タグの番号により下船時刻が決まっていますが、予定時刻が来てもなかなか番号が呼ばれず、予定より遅れて下船しました。 

下船=アメリカ入国となる訳ですが、ここの入国審査は簡単で、指紋の押印や顔写真の撮影はありませんでした。


上陸後、日本の旅行会社の主催のエバーグレース国立公園を訪れるツアーに参加しました。 エバーグレース名物の船尾に大きな扇風機を付けたボートで浅い水路を走ります。 昔、わんぱくフリッパー?で良く見たボートです。 

エアーボートで公園内を疾走する

狭い水路を低速で進むと、アリゲータ(ワニ)や数多くの種類の鳥類を見ることができます。 その後、スピードアップして滑走します。 まだ雨季に入ったばかりで水深が浅いらしい、途中で止まると脱出できなくなるので、途中はノンストップでした。 スピード走行が終わるとまた速度を落として、水路の生き物探しです。
 

エアーボートの窓枠から離れない鳥 エアーボートの音で一斉に飛び立つ鳥
アリゲータ 赤ちゃんアリゲータ
グリーン・ヘロン ???
アンヒンガ パープル・ガリヌール


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