東海大学 望星丸見学会
(2017/4/23)

望星丸(東海大学


東海大学の海洋調査研修船「望星丸」の見学会が名古屋港で開催されました。 望星丸は航海士を目指す学生の航海実習の他、海洋学部学生の海洋学習、海洋調査船としての各種調査研究に使われています。

今回の見学会は、一般市民向けの公開プログラムの他、入学を希望する中高生向けの企画もありました。

ブリッジ見学



学生食堂で模擬授業

学生食堂で一般向けの模擬授業がありました。授業では「海洋学部卒業生の就職状況は大変良い」と強調していました。

船尾甲板では模擬実験が行われました。

水圧実験 水中ロボット

ポートビルの会議室では、公開セミナーが開催されました。

◆海洋開発を通して考える名古屋港の未来

@名古屋港の紹介(名古屋海洋博物館 学芸員 山口真一氏)
・名古屋港の浅い水深は、1907年の開港に大きな障壁だったが、高度成長時代の港湾拡大では、浅い水深は埋め立てに好都合だった
・名古屋港のコンテナターミナルは世界最先端の自動化が進んでいる

A日本の海洋科学技術の最前線(海洋研究開発機構 特任参事 堀田平氏)
・地球深部探査船「ちきゅう」は、伊勢湾沖でメタンハイドレートの産出試験を実施していて、近々に良いニュースを発表できるかもしれない
・潜水調査船「しんかい6500」は代替船の建造が必要であるが、開発者のリタイヤが進んでいて建造技術の継承が難しい

名古屋海洋博物館 学芸員 山口真一氏 海洋研究開発機構 特任参事 堀田平氏