QE2 名古屋初入港
1999年3月6日

クィーンエリザベス2
総トン数:70,327トン
全長:293.5メートル
全幅:32メートル
建造:1969年
船籍:イギリス

QE2が名古屋港に初入港した。既に建造から30年経ち、”過去の船”と評価する人もいるが、日本の一般の人々にとっては知名度抜群の”豪華客船”である。

高い煙突が印象的なQE2

QE2が入港する姿を良いアングルから撮るため、知多市の海釣り公園を撮影ポイントに決めた。海釣り公園は名古屋港の高潮防波堤内に作られた施設で、名古屋港に出入港する船を間近に観られる絶好のポイントである。

無線機でQE2が予定通り午前5時に伊良湖水道を通過したことを確認した後、岡崎の自宅を出発した。海釣り公園には6時30分到着、沖縄航路の「CF飛龍」が丁度入港するところである。南の方向を見つめるが、航路が曲がっているためQE2の姿を見つけられない。その間、自動車運搬船やコンテナ船等たくさんの船が入港していく、今は港のラシュ時間である。やがてQE2の姿が遠くに見えだした。煙突が異常に大きい。QE2がゆっくり近づいてくると、その大きさに圧倒される。濃紺と白の船体が朝日に映えて綺麗だ。客船らしい姿をした客船である。

海釣り公園を通過する

普段は釣り客ばかりの公園も今日、カメラを構えた人で一杯である。QE2が防波堤を過ぎると、カメラマンの向きが一斉に変わった。次は船尾からの姿が撮影できる。

向こうに見える橋は
名港中央大橋(名港トリトン)

遠くには名港トリトン(名港大橋)と構内信号所のタワーが見える。QE2がタワー横の金城85岸壁に向かってゆっくりすすんで入った。

金城埠頭に接岸中のQE2

名古屋港管理組合は、今回の初入港を記念して一般者の船内見学会を実施した。50組100人の募集に対して1000通弱の応募があったが、幸運にも私は当選し船内見学のチャンスを得ることができた。
見学は応募時に葉書に記した人(住所、氏名の他、生年月日も記入)のみで見学者の変更は許されない。
見学は25人程度のグループに別れパブリックスペースを順に回った。QE2の女性乗組員、と通訳の人が案内してくれた。

クィーンズルーム
ゴールデンライオンパブ

船内全般の雰囲気は、老舗のホテルといった感じである。各パブリックスペースの色使いや照明などは穏やかで落ち着いている。カリブの客船の派手な装飾を雑誌などで見慣れている私には、QE2の印象はおとなし過ぎて、”豪華さ”や”華やかさ”に欠けると感じられた。

カロニアレストラン
モーレタニアレストラン

船内には数多くのポスターや模型が飾られたいるが、じっくり見ることができない位、見学のスピードは早い。レストランは2カ所見学できたが、下の方の2クラス(カロニア、モーレタニア)だった。クィーンズグリルが見たかった。船体の大きさの割にはパブリックスペースが少ないように感じる。レストランが数多くに分かれているのがその一つの原因ではないだろうか。

モーレタニアの模型
船尾にあるヨットクラブ

船尾のオープンデッキ

名古屋港への客船誘致の目玉としてやってきたQE2であるが、一般市民にどれだけクルーズを理解してもらえただろうか? 
「世界一周4,000万」が、マスコミが必ず取り上げた数字である。「豪華客船」とはやし立てることでお祭り騒ぎを盛り上げることになるのでしょうが、これではクルーズは何時までたっても別世界の話しになってしまうでしょう。


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