いしかり(太平洋フェリー) |
東京でお披露目の最中に地震に遭遇し、就航がお預けになりました。その後航路は再開されましたが現在旅客なしで運航しています。来る4月28日から苫小牧〜仙台の旅客運航も開始するとのことですが、名古屋〜仙台の旅客運航はさらに先になりそうです。
私は震災の丁度一週間後に仙台から名古屋までのニューいしかりを予約していましたが乗船叶わず、今回伊勢湾クルーズは実施するとのことで、見学を主目的に伊勢湾クルーズに乗船してきました。
一週前の「きそ」の伊勢湾クルーズがキャンセルとなっていたので、「いしかり」のクルーズも開催を心配していましたが予定通り開催されました。こんなタイミングなので参加者は少ないものと予想していましたが、500名近い参加者で賑わいました。 「きそ」のキャンセルはお客さんが集まらなかったのが理由ではなく、当局の運航許可が下りなかったためとの事。
フェリーふ頭までは地下鉄名古屋港からのバス(築地口、あおなみ線野跡経由)が出ていますが、1時間に1本しか走っていなくて便利ではないので、伊勢湾クルーズの参加者の多くはマイカーで来場です。 私はあおなみ線で終点(金城ふ頭駅)まで行き、徒歩でフェリーふ頭に行きました。
金城ふ頭の「いしかり」 |
大勢の参加者のため乗船受付にも時間が掛かり30分くらい待たされました。
船内に入ると新車の匂いがします。 「いしかり」のインテリアのエーマは”エーゲ海”、船内は青い色調で統一されています。 カラフルな色づかいの「きそ」に比べると落ち着いた雰囲気です。
インフォメーション |
展望エレベータは、エーゲ海の教会風 |
ゆったりとしたプロムナード | ヨットクラブでは、ジュースとコーヒーが無料サービス |
プロムナードの壁に良平さんの落書きがありました 「きそ」にも落書きを残しています |
昼食のバイキングは各回1時間の3回制です。 食事の内容は充実していました。定期航海の時にもこれだけ出ると満足するのですが。
レストラン「サントリーニ」 |
大浴場の桶や椅子は凝ったデザイン |
船内各所で催しがありました。 ボーカルとピアノの生演奏、ストリートパフォーマンス、占いコーナ、似顔絵コーナ、英国式マッサージ、ワインの試飲会など
ピアノラウンジ | エントランスでは道化師のお出迎え |
レストランとラウンジのレイアウトが「きそ」と異なります。 「いしかり」は中央右舷にレストランがあり、ラウンジは船尾に移動しました。 船尾にするなら窓をつけて昼間は明るい雰囲気のラウンジにすれば良いのにと思いますが、残念ながら窓なしのラウンジです。
ラウンジ「ミコノス」ではストリートパフオーマンス |
モデルルームとしてキャビンが開放されていました。 「きそ」の色鮮やかなベットカバーには驚かされましたが、「いしかり」はシックな装いです。
1等和洋室 | 特等洋室 |
スイート |
ロイヤルスイート寝室 | ロイヤルスイート居室 |
ロイヤルスイートの窓からの眺め |
居心地の良さそうな船ですが、実際に乗船してみないと本当の所は分かりません。 早く原発問題が解決し、仙台港も復興して、晴れ晴れと乗船できるようになればと期待します。