日本クルーズ&フェリー学会の新年会が、太平洋フェリー「いしかり」の定期航路を利用して開催され、43名の参加者がありました。
名古屋港の「いしかり」 |
あおなみ線で金城ふ頭まで行き、写真を写しながらフェリーターミナルまで歩きました。 風が強く1月の港は寒いです。
有村の飛龍が使っていた ボーディングブリッジは撤去されていました |
このシーズンには珍しい200名以上の乗船客があり、船内は賑わっていました。
乗船後すぐに夕食がはじまり、我々一行もレストランの一画で新年会です。 新年会といっても料理は、他の乗船客と同じバイキングです。
レストラン「サントリーニ」の入り口 | 満足できるメニューでした |
夕食の後は、音響の評価が高いと言われるラウンジでショーを楽しみました。
キーボード、サックス、ピアニカなど、多数の楽器を持ち替えての音楽演奏でした。 演奏者は、ショーの最初に観客の多さに驚いていました。
ラウンジショー(ミコノス) |
特等室を利用しましたが振動も無く快適です。
クロゼットのハンガーが奥行き方向に重ねて掛ける配置なので、奥の服を取り出しにくいという難点があります。 フェリーのベッドの幅がもう少し広いと良いのですが。
特等洋室 |
翌日午前にブリッジ見学会を開催していただきました。以前は一般の乗船客向けの見学会が開催されていましたが、9.11テロや原発事故やらで復活は難しいでしょうか。、
ブリッジ見学会 | |
ブリッジから |
「いしかり」には伊勢湾クルーズで乗船済みですが、船内をブラブラ歩いて再度確認してみました。
エーゲ海の教会風のエレベータ |
ヨットクラブ | エントランスホール(6階) |
展望通路 |
案内所 | 売店 |
仙台から名古屋に向かう僚船との行き会いは、本航路の大きなイベントです。
僚船「きそ」 |
我々一行に連られて一般のお客さんも大勢デッキに出てきました。
カメラの放列 |
双方合わせて40ノット超のすれ違いは迫力があります。
あっと言う間に遠ざかる | 「きそ」のデッキのお客さんが はっきり見える |
夜のショーも良いけれど、コーヒカップ片手の昼間の生演奏は船旅ならではの贅沢感があります。
ヨットクラブの生演奏 |
ラウンジ「ミコノス」での講演会 |
ラウンジ「ミコノス」で本学会の講演会を開催しました。一般のお客さんの参加もありました。
(1) アジアクルーズ会議 シンガポール報告 商船三井客船(株) 山口 直彦氏
(会議の概要) 船社、各国観光局、港湾サービス、旅行会社など約220名が参加。
(プレゼン内容) 「アジアにおけるクルーズ企画成功の鍵」(他のパネリスト RCCL、Costa)
日本のクルーズ人口は20年間変化はないが、内容は青年の船を代表とするチャータークルーズから一般客向けのレジャークルーズに変わってきた。日本の人口構成の変化への対応が今後の大きなチャレンジ。ベビーブーム世代以後の人口減少、第2次ベビーブーム世代はどんなクルーズを望むか。
(今後の予測)
日本の客船でも乗船客の1割くらいが中国人を初めとする外国人になる可能性がある。にっぽん丸をアジアに持って行き、日本からフライ&クルーズを実施する可能性もある。
(2) 東アジアにおけるクルーズの将来予測 大阪府立大学教授 池田 良穂氏
(現代クルーズのビジネスモデル)
定点定期、フライ&クルーズ、リーズナブル(オールインクルーシブ)、短期(1週間)、超大型化、船上のエンターテイメント化
(平成17年後半から堅調な日本のクルーズ)
飛鳥Uの就航、クルーズアドバイザー制度、日本生まれのクルーズ客船、クルーズオブザイヤー、ビジットジャパンなどのキャンペーン
(日本のクルーズにとって今年は大きな転機になる)
RCI、コスタが日本発着クルーズを本格化
仙台入港 |
一見すると仙台港は元に戻ったように見えますが、岸壁や防波堤には津波の被害が残っています。
接岸完了 |
仙台港から仙台駅方面行きのバスを利用しましたが、大きなショッピングモールの周辺で大渋滞に合い大幅に遅れそうだったので、中野栄駅でバスを降りてJRに乗り換えました。