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砕氷艦 しらせ
一般公開
(2025/10/11)

砕氷艦しらせ(海上自衛隊)
全長:138m、幅:28m
深さ:15.9m、喫水:9.2m
基準排水量:12,650トン

砕氷艦「しらせ」が神戸港で一般公開されました。「しらせ」は2025年11月19日(水)~2026年4月23日(木)の日程で第67次南極地域観測に出発します。

「しらせ」の船首には融雪用に散水するための放水口が沢山開けられています。乗艦待ちの人達に外観も説明してあげれば興味を持ってもらえると思うのですが。

見学開始時間前から見学者の長い列ができていたので、1時間以上並んでようやく乗艦できました。

輸送用ヘリコプター 飛行甲板と格納庫

船尾の飛行甲板には物資輸送用のヘリコプターが展示されていました。格納庫には輸送用2機、観測用1機のヘリコプターを格納できます。

キングペンギン(左)、コウテイペンギン(右)

ヘリコプター格納庫内には南極の氷とペンギンの模型が展示されていました。氷は大陸産まれなので塩分はないとのこと。
模型はコウテイペンギンの方が小さいです。顔つきからコウテイペンギンの幼鳥と思いますが特に説明書きはありませんでした。

コンテナ収容場所 フォークリフトが通れるデッキの通路

大きなデッキクレーンが船首と船尾に2基づつ設置されています。

船首のデッキクレーンと貨物倉 船首から艦橋を見上げる

「しらせ」はディーゼルエンジン4基で発電機を動かし、発電した電気でスクリュープロペラ2軸を回します。統合電気推進方式を採用し、スクリュープロペラを回す推進用の電気と艦内生活用(空調や電灯など)の電気を同じ発電機で発電しています。

レーダーマストにはWELCOMEを意味する国際信号旗が掲揚されていました。

煙突 レーダーマストと煙突

「立ち止まらないでください」と何度も言われましたが、艦橋(操舵室)見学は貴重な機会なので見学者が停滞していました。

艦橋と航海機器

右舷側に艦長が座る赤い椅子がありました。艦長の階級により色が異なるとのこと。赤色は艦長が1等海佐であることを示しています。
艦長が2等海佐の場合は赤と青のツートン、海将および海将補の場合は黄色になります。


艦橋前面 艦長が座る椅子

最後に飛行甲板下の係船設備を見て退艦しました。私が退艦した時点でも、見学待ちの列が長く伸びていました。

飛行甲板下の係船設備

「しらせ」の見学前に飛鳥Ⅱが中突堤に入港しました。

中突堤に入港する飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ)

第四突堤にはリビエラ(オーシャニアクルーズ)が停泊していました。

第四突堤のリビエラ(オーシャニアクルーズ)

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